コミュニケーションの結果みえてきた魅力と課題
『ニットソーイング』の楽しさ
セラフの担当者がまずとりかかったのは、『ニットソーイング』について知ること。既存サイトはもちろん、店舗で配布されている資料や、ニットソーイングについての書籍も読み込みました。その上で、実際に都内のクラブにお邪魔して、『初心者でも60分で1着の服が縫える』という体験カリキュラムを受けさせていただきました。担当者はまったくの初心者でミシンの使い方も知らない状態でしたが、本当に60分で生地から1着の服を縫い上げることができ、「ニットソーイングって、こんなに簡単で楽しいんだ!」と感動。その感動を伝えられるサイトにしたいと考えました。
既存サイトの課題
既存サイトでは、新規客向けの情報と既存客向けの情報が混在。また、ユーザーの洋裁への意欲・関心の度合い(趣味でやりたいのか、仕事としてできるようになりたいのか等)によって情報が分けられていない、直営店とそうでない店舗が同列に並んでいる、といった課題もありました。そこで、デザインだけでなく、サイト全体の構成と導線を見直すことをご提案させていただきました。
体験申込システムの課題
お客様のご要望としてもっとも大きかったのが、体験申込システムの効率化でした。サイト上でユーザーからの体験申込があった場合、その情報は申込のあった店舗に通知する必要があります。従来はその処理を一部手動で行われていたため、それを自動化したいというご要望でした。
店舗のインストラクターはパソコンに不慣れな方が多いという事で、できるだけ新しい操作が発生しないよう、既存のシステムを活かした形で自動化のご提案をさせていただきました。